サルナート
サルナートは、インドのウッタル・プラデーシュ州にある地名。ワーラーナシー(ベナレス)の北方約10kmに位置する。釈迦が悟りを開いた後、初めて説法を説いた地とされる。初転法輪(しょてんぽうりん)の地。仏教の四大聖地のひとつ。鹿が多くいたことから鹿野苑(ろくやおん)とも表される。
現在はインド政府によって整理され遺跡公園になっている。またこの周辺からは「サールナート仏」と呼ばれる仏像が多数出土し、最高傑作とも評される「初転法輪像」がサールナート考古博物館に収蔵されている。
名所
§ ダメーク・ストゥーパ
釈尊の初転法輪の地に立つ。
§ ムルガンダ・クティ寺院(初転法輪寺)
野生司香雪(のうす こうせつ)が描いた壁画がある。
§ アショカ王の石柱
四頭の獅子像があしらわれている。