護法少女ソワカちゃん(ごほうしょうじょソワカちゃん)
『護法少女ソワカちゃん』(ごほうしょうじょソワカちゃん)は、kihirohitoが個人で制作し動画投稿サイトで発表している連作アニメーション作品。一部は2009年7月よりDVD化されている。
『護法少女ソワカちゃん』は元々は2007年の10月8日に架空のアニメーション作品のオープニングアニメーションとして動画投稿サイトニコニコ動画にて公開された動画に始まる。オープニングに流れる歌は音声合成ソフト初音(はつね)ミクによって作成され、また動画に登場する主人公のソワカちゃんとして初音ミクを模したキャラクター画を使用している。作者のkihirohitoは当初「護法少女ソワカちゃんという架空アニメの役柄を初音ミクが演じている」作品として作っていたと説明している。オープニングを公開した時点ではシリーズ化は予定されていなかったが、続きを求める声があったことから続いてエンディングテーマが公開され、更に反響に答える形で劇場版の主題歌のような形のものとしてその次の作品を作ったが、出来上がった後にそれを連作の一部として位置づけることを思いつき、第7話という形で公開されることとなった、その後順次「護法少女ソワカちゃん 第○話の歌」という形でストーリが進められているが、これらも話数に関係なくばらばらの順序で公開されている。『護法少女ソワカちゃん』は初音ミクによって作られた歌によってストーリーが語られる歌劇のような形をとっており、各キャラクターの台詞はふきだしで描かれるだけで音声としては登場しない。
設定としては魔法少女アニメのようなフォーマットを取りつつ、「ヘタウマ調」「脱力系」とも評される絵柄に、仏教やオカルト、ミステリー、アニメ、芸術、ニュー・アカデミズム、80年代カルチャーといったネタをふんだんに取り込み、音楽の完成度もあいまって『護法少女ソワカちゃん』はカルト的な人気を博している。