清荒神清澄寺(きよしこうじん せいちょうじ)
(真言三宝宗から転送)
清荒神清澄寺(きよしこうじん せいちょうじ)は、兵庫県宝塚市にある真言三宝宗(しんごんさんぽうしゅう)の寺院(大本山)。摂津国八十八箇所第72番。
896年(寛平(かんぴょう)8年)に宇多天皇の勅願寺(ちょくがんじ)として静観(じょうかん)僧正により建てられた。本尊は大日如来。鎮守社として三宝荒神社(さんぽうこうじんしゃ)があり、竃の神の荒神(こうじん)などを祀る神仏習合から「清荒神清澄寺」の名称がある。
本尊は大日如来で、国の重要文化財に指定されている。
山内には画家富岡鉄斎(とみおか てっさい)の作品を集めた鉄斎美術館が1975年に設立された。
信仰
近隣地域では、「荒神さん」と呼び慣わされ、かまど神(がみ)の一種として、ここで受け取ったお札を台所の神棚に祀るなどの信仰が根付いている。門前の緩やかな坂道には、屋台を含め200近い店舗が軒を並べて門前町を形成している。