如来蔵経(にょらいぞうきょう)
如来蔵経(にょらいぞうきょう)は、大乗仏教の経典の一つ。勝鬘経(しょうまんきょう)、涅槃経などと共に、中期大乗仏教を特徴付ける如来蔵思想を説く代表的な経典。
原語では『tathaagatagarbha-suutra』であり、意味合いからすると「如来を内部に宿すものについての経典」という意味になる。
成立は、龍樹よりのちの、3世紀中ごろと推定されている。
漢訳は4訳あったと言われているが、現在は2訳のみ残っており、チベット訳が1訳残っている。
§ [1]東晋 仏陀跋陀羅(ぶっだばったら)訳 No.666 vol.16
§ [2]唐 不空(ふくう)訳 No.667 vol.16
§ チベット訳 Hphags pa de bshin gzegs paHi sJiN poHi mdo shes bya ba theg pa
chen poHi mdo 北京版 No.924 (東北目録 No.258)