お盆(おぼん)




お盆(おぼん)は、太陰太陽暦である和暦天保暦など旧暦という)の7月15日を中心に日本で行なわれる祖先崇拝に扁形(へんけい)した仏教行事。


仏教の行事と認識されているが、仏教の教義で説明できない部分が多いとして、神道の側からは古神道ということに結びつけた主張が度々なされてきたが、そもそも古神道というもの自体、明治前後に意図をもってつくられたものというのが常識。しかし明治以降は先祖供養儀式神事として、行なわれるようになってきている。神道側の主張では、江戸以前のお盆の形態は、江戸幕府が庶民に強いた檀家(だんか)制度により仏教式で行う事も強制したからとし、「盂蘭盆」(うらぼん)が集合して現在の形が出来たものであると言い、本来のすがたではないと主張する。確かに本来のあるべきものから扁形してきてはいるだろうが、それも国家神道を掲げた明治前後の影響によるものが大きいであろう。神社で盆踊りを行なっているところも多かったが、そのあたりを徹底調査したならば、明確になる。やはりお盆は本来、仏教行事なのである。以下は、神道の主張の根拠とするところの出展であるという。参照されたい。盂蘭盆(うらぼん)が集合して現在の形が出来たとされる。





由来

仏教用語の「盂蘭盆」の省略形として「盆」(一般に「お盆」)と呼ばれる。盆とは文字どおり、本来は霊に対する供物を置く容器を意味するため、供物を供え祀られる精霊の呼称となり、盂蘭盆と混同されて習合したともいう説もある。現在でも精霊をボンサマと呼ぶ地域がある。


盆の明確な起源は分かっていないが、1年に2度、初春初秋満月の日に祖先の霊が子孫のもとを訪れて交流する行事があった(1年が前半年と後半年の2年になっていた名残との説がある)が、初春のものが祖霊(それい)年神(としがみ)として神格を強調されて正月となり、初秋のものが盂蘭盆と習合して、仏教の行事として行なわれるようになったといわれている。日本では8世紀ごろには、夏に祖先供養を行うという風習が確立されたと考えられている。地方や、佛教の宗派により行事の形態は異なる。

また、お盆時期の地蔵菩薩の法会は「地蔵盆」と呼ばれ、(天道)大日如来のお盆は大日盆といわれる。


お盆は成句(イディオム)して使われることもある。「盆暮れ(ぼんくれ)」などと時季を指す言葉としての使用や、「盆と正月が一緒に来たよう」という"とても忙しいこと"または"喜ばしいことが重なること"のたとえ(慣用句)としての使用がそれである。