迦葉仏(かしょうぶつ)



Kasyapa、かしょうぶつ。迦葉波などと音写し、飲光と訳す。

人の寿命が2万歳の時に出世した。バラモン出身。姓は同じく迦葉。父名を梵徳、母名を財主といい、子を集軍(進軍とも)いう。汲毘(波羅毘、パーラビー)王の波羅捺に生まれた。

尼拘律陀(ニグローダ)樹下において成道。第一会の説法において弟子2万人を済度したという。涅槃経では、邪な比丘衆から有徳王を守った覚徳比丘の説話があるが、この覚徳比丘が迦葉仏になったと説かれている。