等覚(とうかく、とうがく)



等覚(とうかく、とうがく)とは、菩薩が修行して到達する階位(菩薩五十二位)の52位の中、下位から51番目に位置する菩薩の極位をいう。その智徳が略万徳円満の仏である妙覚(みょうがく)とほぼ等しく、一如になったという意味で等覚という。

三祇百劫(さんぎひゃっこう)の修行を満足し、まさに妙覚の果実を得ようとする位。一生補処(いっしょうふしょ)、有上士、金剛心(こんごうしん)の位といわれる。