しかけた、そして見せた執念とJ1で闘った痕跡‥福岡(2)vs(2)清水‥第31節
ゴトビ監督が丁寧にチームを作ったんだろうな~と思うような試合だった。
ボールを丁寧に丁寧につなぐ清水。
ただ‥全体として覇気というか‥‥そう、シュートが足らなかった。
シュート数はアビスパが圧倒。
結果として、そのアビスパの前への縦への高い意識が、2点ビハインドからの同点をもたらしたと思う。
アビスパとしては降格は決まってしまっているけれど、こういう姿勢で試合ができていれば、、、
きっと希望も光も見えてくるよね^^
ボールを保持する時間は減ったけど、ボールを奪った後の縦へのパスを入れる姿勢は松浦を中心に素晴らしいものがあった。
松浦は磐田に戻ることが濃厚らしいけど、それでもこの“消化試合”の中、本当に頑張ってくれている。
素晴らしい選手だと思うし、磐田に戻ってももっともっと成長して日本を代表する選手に成長していってほしい。
しかし後半に落とし穴が。
61分山口がエリア内でハンドを犯しPK献上、そのPKを岩下に決められて先制点を許す。
さらに64分、ボスナーの見事なFKが突き刺さり一気に0-2にされてしまう。
でも諦めない。
そこからがアビスパの試合だったし、そしてそれは清水のサッカーを上回っていたと思う。
決して凄くうまいわけではない。でも仕掛け続けることが、勢いを生み、そしてゴールを生んだ。
まずは交代策を実らせた。
ここまで無得点のハマゾッチを投入すると、66分、そのハマゾッチが松浦のクロスをその高いところからのヘディングで合わせて1点差に迫ると、68分、GKのボールが田中佑昌に直接入るとそのボールを一気に前方に松浦に、そうして松浦がエリア内で粘ってつぶされたところに、中町がフォローに入って、中町が落ち着いてファーに決めて同点に追いついた。
そのあともアビスパの試合。松浦・中町を中心にスルーパスをしっかり通していて追いつくのかなという試合をしていたが‥‥
最後に今シーズン限りでの引退となる田中誠が退場となって反撃もここまで、中町を下げて宮路を入れて、ドローに持ち込むことに成功した。
アビスパの何かを残すという執念が見えた、素晴らしい試合だった。
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