フォルランとスアレスとミュラーとケディラと・・・ドイツ(3)vs(2)ウルグアイ
3位決定戦。
真剣勝負だけど真剣勝負にあらず、、、みたいな雰囲気。
ドイツはインフルエンザに感染した疑いのあるラーム・ポドルスキを外し、背中の負傷があるため得点王やロナウドの大会得点記録もかかっているクローゼも外してきた。
一方、フォルランの負傷も伝えられる中、ウルグアイはフォルランをスタメン起用。ルガノやスアレスも戻ってきており、ほぼベストメンバーで組んだウルグアイ。
試合の入り方がよかったのはウルグアイ。
ただその中でもドイツは決められるんだよな~。
シュバインシュタイガーの弾丸ミドルをキーパーがはじいたところに詰めていたミュラーが決めドイツが先制。ミュラーは5得点目(3アシスト)。
なんか二十歳ではとんでもない結果だよ。
ルーニーが、メッシが点を取れないのにミュラーは5点もとるなんて、、、、だれが予想したかな。
ただドイツの試合にさせないのがウルグアイのここまで勝ち残ってきた強さでもあったと思う。
前半のうちにカバニがカウンターを沈めると、後半にはフォルランの信じられないようなシュートがネットを揺らして逆転に成功する。
あんな見事で早い弾道のシュートをクロスに合わせて打たれたら、ブットは反応すらできなかったのも仕方ないよね。というくらいすばらしいゴールだった。
ウルグアイ行けるんじゃないかなと思ったけどそこはさすがドイツ。
ラームの病欠により本職の右SBプレーすることとなったボアテングのクロスから、ポドルスキーの病欠で左SHに入ったヤンゼンが頭で合わせて同点に!
この二人は初戦にはともにベンチを温めていたわけだし、こういう層の厚さもやっぱり勝ち残る上で重要なんだな~と強く実感。
そして最後は今大会、シュバインシュタイガーとともにドイツを躍進に導いた功労者と個人的には思ってるケディラ。
彼が最後に決めてドイツの2大会連続の3位が確定。
ドイツの今回の強さはエジルだったりミュラーだったりノイヤーだったり、あるいはクローゼやポドルスキーの復活だったりってところが注目されているが、シュバインシュタイガーとケディラの動きってのは本当に素晴らしかったと思う。
彼らは中盤のセンターを二人で任されているわけで、本来ならば守備にも奔走しなくてはならない。
もちろん守備も組み立てもしていたんだろうけど、どの試合も彼らの攻撃面での貢献は計り知れない。
ほんとどんどん顔を出すし、ケディラなんかは、オフサイドになるシーンもあったくらいなんだから。
ただそれが見られなかったのがスペイン戦だったし、そういう面ではスペイン戦は思うようにできなかったんだろうな~と感じる。
レッズの細貝・阿部は彼らよりは守備的な選手であることは間違いない。
フィンケもシュバインシュタイガーのあの位置での貢献は言及していたし、ああいう飛び出しを期待しているのは間違いないし、今シーズンはこれまでに比べたらそれはかなり機能している。
万博以降、攻撃参加がもっともっとできる細貝に成長していたら、ドイツのように3位にはなれるんじゃないかな~と少し期待してしまう。
それくらい、レッズにとっても参考にできるサッカーをドイツはしていたと思うし、そういう点では見ていて楽しいサッカーだった。
2年後のユーロまではヨアキムレーブは見るみたいだし、クローゼを含め何人か入れ替えはあるのだろうけど、このチームをさらにどのように進化させるか楽しみだ。
そしてフォルラン×スアレス。
今大会は本当に楽しませてくれた。
やっぱり実力のあるFWは見ていて楽しい。
レッズもこういうFWが育成できればいいんだろうけどな~
CFは日本人があんまりいないけど、やっぱり魅力あるポジションだしどんどんでてきてほしいな~と彼らをみていて感じた大会でもあった。