兄弟対決の結果は・・・ドイツ(1)vs(0)ガーナ
ケビン・プリンス・ボアテングとジェローム・ボアテング
今大会前からよくも悪くも注目を浴びていた両選手による兄弟対決が実現したこの試合。
そもそもワールドカップで兄弟対決は初と注目度満点の試合の中で、シーズン最後の試合で、ドイツ代表ではなくガーナを選んだケビン・プリンス・ボアテングが、ドイツ代表の中心バラックの挑発に乗って、厳しいチャージをした結果、骨折させてしまうという事件を起こしたんだからたまらない・・・
こう、試合以外の面でも注目されてしまったわけだが・・・
試合自体もかなり重要な試合。
ドイツはセルビアに敗れたことで勝たなければ危ういという状況。
ガーナはガーナで事実上アフリカ勢唯一の希望の星となってしまったわけで選手たちの気持ちは相当なものとなっていただろう。
ドイツにとってのこの試合は結果においては満足できるものとなったであろう。
ただゴールシーンを除いて試合自体はガーナのほうがいいものであっただけに、結果として次いきなり16強でイングランドとぶつかるドイツにとっては不安ののこるものであっただろう。
前半、エジルが抜け出して1対1の場面を外したりと数少ないチャンスも嫌な形で外してきたドイツにとってこの試合はシュバインシュタイガーがカギになったんじゃないかな~とおもう。
試合をしっかり組み立て、パスを散らし、いろいろ動き回り・・・と。
まさに獅子奮迅の働き。
そして外したとはいえエジルも頑張っていた。
この辺の疲弊が後半にきてしまったわけだけれども、試合を決めたという面ではこの二人は素晴らしかっただろう。
後半右サイドからのクロスを左足一閃してミドルを叩きこんだあたりはエジルはさすがだな~と思わずにはいられなかった。
ただ最後ちょっと痛めていたのが心配だが・・・
反対にガーナは本当にいい試合をしていただけに・・・
やっぱり前線のタレントが弱いかな~という印象。
ただ全部1点差ゲーム。PKだけとはいえ2試合1-0で勝ったその競り合いの強さは決勝トーナメントでは不気味。
アメリカ相手ならなんとかなるような気もするな~。
ただ心配はムンタリ。
監督に起用してもらえないことに対して不満をあらわにしたというニュースを見たときはなんで使わないかな~とおもっていたが・・・
インテルのムンタリとは“別人”だったみたいだから仕方ないね。
インテルのムンタリはもっともっとダイナミックに動いて見ていて楽しい選手だけど・・・
今のガーナ代表にいる“ムンタリ”はタラタラ動く選手だったから。
決勝トーナメントを勝ち進むためにはインテルのムンタリを使いたいと監督も思ってるだろう。