レッズの差別的発言は本当に勝ち点剥奪が妥当か
もちろん差別はいけないしおおいに反省しなければならないことだとは思う。
けどなんか、朝鮮人や在日への差別的発言だとマスコミを含めて必要以上に大騒ぎしすぎなのではないか・・・とも思ってしまう。
フットボールと差別問題の“先進国”欧州でのこの手の問題の今現在の対処法ってどんなもんなのだろうか、と少し調べてみた。
最近の大きな事件がこれ。
http://www.sanspo.com/soccer/news/100330/scb1003301247001-n1.htm
ローマとラツィオのファンが試合中に人種差別的な行動を取ったとして、両チームに罰金を科した。(サンスポ)
これは2010年の事件。覚えている方も多いだろう。
これの大事なところは、試合中にやったことに対して罰金だったってところだと思う。
ローマは(たぶん)バロテッリに対しての差別的チャントを歌い、ラツィオはセードルフに対しての差別的ヤジ。
歌を歌った方には300万円、ヤジには190万円の罰金だった。
こんな事件も。
http://news.livedoor.com/article/detail/4552089/
ユヴェントスのファンが陣取る場所からは、インテルFWマリオ・バロテッリを中傷する人種差別的なチャントが聞こえている。昨年にもあったことだが、その際は罰金のみの処分で済んでいた。しかし、今回はスタジアムに影響が出ている。23日に開催予定のローマ戦は、クルヴァ・スッド(南ゴール裏)に観客を入れないという制裁を科されている。
これも、試合中にあったできごとで、これは再犯なので1回目の罰金のみではなくゴール裏無観客処分になったみたい。
こう見ていくと、
浦和は差別的ヤジをやったから無観客や勝ち点剥奪は当然、なんていう論調は危険なんじゃないかと思うし、、、メディアの洗脳に近いものもあると思うんだが。
だって仙台での今回の件は
試合後、スタジアムの外で、ヤジがあった
という内容なんだから。
ただJリーグはスペインの協会のような体質じゃないというのがわかっただけでもよかったかな。
スペインはイングランド戦でスタジアム中でモンキーチャント(猿の泣きまね)をアシェリー・コールあたりがボールを持ったときにやってたのに“何も聞こえなかった”って言ったんだからね。。。
こういうことが二度とおこらないようにするためにも、処分はあってしかるべきだと思う。
最後に差別的発言を受けた選手のコメントなど。
やっぱりこういう差別的なヤジを受ける選手の気持ちは大切にしてあげなきゃいけないと思う。
http://euro-tc.seesaa.net/article/14045075.html
人種差別的なヤジは、繰り返し行われてきている。
それはサッカー選手がピッチ上で行われるだけではなく、
色々な地域において同じように差別が繰り返されている。
こういう差別的行為は、みんなが正面から向い合い考えるべき問題だ。
エトォ サラゴサ戦で差別的ヤジを受けて試合を途中で放棄しようとしたがチームメイトの説得で続行。そのあとのコメント。
http://lukemori2.blog51.fc2.com/blog-entry-72.html
我慢が限界に達したのは後半21分。
ピッチに背を向けたゾロがボールを持って
第4審判に歩み寄っていく。すると、涙ながらに
不満を訴えるゾロに、インテルのブラジル代表FW
アドリアーノとナイジェリア代表FWマルティンスが謝罪。
アドリアーノは騒ぎを起こしたファンに向かって手を
振り抑制を促した。
「自分らも同じような経験がある、どうか試合を
続けてほしいと言ってくれた」。
ゾロ 間接的にはアドリアーノとマルティンスも。
彼らのつらい経験は他の選手に経験させるわけにはいかないものだ。