Yatsugatake~妖精の森から

Yatsugatake~妖精の森から

八ヶ岳南麓の小さなログハウスに住むセラピストのブログ

 

ここ数日で

木々たちの衣替えが進んだ八ヶ岳の麓。

 

赤く色づいたモミジやドウダンツツジが

辺りを明るく華やかに彩ってくれています

 
 
晴れた日
曇りの日
同じ場所でも
異なる色合いを見せてくれる秋色たち
 
照紅葉も
朝陽と夕陽では
また違う光景です
 
 
毎年、
一番最後に色づく楢の葉たちも衣替えを始めています。
彼らの衣替えが終わる頃には
秋も終わりに近づく時。
まだ湿気が残っていて
夏の名残のような感じもあるのですが。
 
「あっ、冬の匂い・・」と
家に入ってきたログ主さん。
え?まだじゃないの?と思っていたら
どうやら
「蒟蒻」を煮ている匂いのことのようでした。
蒟蒻芋から蒟蒻を作っている匂いが
「冬」を感じるんだそうですよ
 
 
 

空気の冷えた日になったかと思うと

動くと汗ばむ陽気になったり。

 

寒暖差の激しい日々に木々たちも

衣替えのタイミングに迷っているようにも見えるこの秋。

まだ紅葉も進まないうちに

落葉のシーズンに入っていて、

落ち葉の絨毯が地面を覆うようになってきました。

 

天窓から見える景色

数日前までは緑色が多く残っていましたが

 
今朝は随分と明るくなっていました
 
この時期はいつも
冬に備えての保存食を作っています。
 
漬け込んだり
瓶詰めにしたり
 
天日干しして
乾燥させるものも多いのですが
今年は湿気がなかなか引かず。
ここにきて
ようやく乾燥してきたので、色々干し始めています。
蒸したサツマイモ
真っ白な大根などなど

 

もう少しすると

落葉が進み

木々に囲まれているログハウスには

日差しがたっぷりあたるようになります。

野菜の乾燥に必要な

お日様の熱と

冷たい風が

やってきますように。

 

 

 

 
 

朝、
目覚めて温度計を見ると0.7℃
昨晩は空気の冷え込みが強くなっていたので
「明日の朝は、今季初の氷点下になるかな~」とも
思っていましたが、夜の間の最低気温も0.4℃。
まだでしたね。
 
「ようやく、寒くなってきましたね」
と、近所の方と交わす言葉。
もう11月。
例年ならすでに北風で頬がヒリヒリしている頃。
寒くなったとはいえ
未だに湿気の多い日々にちょっと違和感…
 
立冬を迎えた昨日は
山梨県側で富士山で初冠雪。のニュースがありました。
平年よりも36日。去年よりも33日遅く
1894年に観測が始まってから
最も遅い初冠雪の便りになってのだそう。
 
ログハウスのまわりでは
木々の葉たちの衣替えがすすみ
秋の陽を浴びる葉たちが黄金色に。
 
サロンからの眺めも
随分と秋色が濃くなってきましたよ
「今年もお世話になりました」
と、

ログハウスサロンにいらしてくださったお客様から。

年末年始にかけてお仕事が忙しくなるので

その前にひと息つきに。

もう、そんな挨拶を交わす時期になってきたのかぁと。

ちょっぴり焦る気持ちもあったりして。

 

寒暖の差も激しいとの予報のこの冬。

心身ともに揺さぶられないように

気をつけていきたいですね。

 

 

高原の朝
見上げる空は
気づけば高くなっていて。
 
山粧う季節
カラマツなどの紅葉が
まるでパッチワークのように広がっています
 
 
もみじ達も
随分と朱が濃くなってきました
 
明日は立冬。
暦の上では冬になりますね。
 
春夏秋冬で巡る自然界の一年
今年最後の季節が始まります。
 
ログハウスサロンにいらっしゃる方と
「今年はどんな年でした?」と
お話する機会も増えてきました。
 
10月のハロウィンが終わり
クリスマスやお正月の広告やディスプレイへ。
 
気忙しくなる年の瀬を前に
今年の振り返りをするタイミングですね。
 

 

 

先日お隣、長野県に出かけた際に
八百屋の店先に並んでいたカリンとマルメロ
 
どちらも似ていて
パッと見ただけでは分からないのですが
手にとって香りを嗅ぐと違いがわかります。
さらによく見ると
マルメロの方には表面に産毛がたくさん
 
カリンの方が爽やかな酸の香を強く感じますが
どちらも秋の果実らしい香り
 
カリンもマルメロも
その名前の響きが好きで、
気づいたら
なんども繰り返して口に出してました(笑
 
カリンもマルメロも生では食べず
果実酒にしたり、砂糖や蜂蜜漬けにして食べたり
お湯で割ってお茶として飲んだりします。
 
買ってきた香りのよいカリンとマルメロで
早速シロップ作り
氷砂糖と蜂蜜漬けの2瓶
これから空気の乾燥してくる季節ですから
喉のケア用に。
 
のど飴にも使われているように
カリンもマルメロも加工したものは
咳や痰を沈めたり、喉の不調を改善する効果があるとされてきました。
 
マルメロの一部は砂糖と煮込んでジャムにしました。
 
氷砂糖や蜂蜜でつけたものは
果実のエキスが抽出されるまで、もうすこし時間がかかりますから
それまでの間は
マルメロジャムのお茶が、
ログハウスサロンにいらしてくださるお客様への
ウェルカムドリンクになります
 
 
 

木々の葉たちが色づき

朝の陽にも秋を感じるようになりました。

 

それにしても

驚くほどの暖かさ。

10月も終わりだというのに。

昨日は二十四節気の「霜降」

露が霜に変わって寒くなる頃。のはずが

木々の葉に降りているのは昨日も冷たくはない雨粒でした。

 

衣替えを始めた葉たちをよく見ると
綺麗に色づく前に朽ちてしまっているものを多いこの秋
木々たちは
冬越しのための養分を蓄えるため
葉に含まれている養分を回収して枝や幹へと回します。
 
その過程で葉っぱからは緑色がなくなり秋の色へと変化していくのですが
いつまでも紅葉できる天候条件が整わないと
木々たちも冬越しの準備ができません。
 
徐々にではなく
急に寒くなったりする昨今
冬越しの準備ができていない木々は
どんどんと弱っていき、
すでに枯れはじめている木は
自身を支える体力がないため倒れてしまいます。
 
山が弱っている・・・
という話をこの辺りでもよく聞くようになりました。
全国的にも倒木のニュースをよく耳にしますが
これからも多く起こるのではないでしょうか・・・
 
 
 
八ヶ岳の歴史を遡ってみると
この辺りの植生は現在とは全く違っていたようです。
今また変化の過程の中に入っているのかもしれません。
 
 

朝の冷え込みも増してきた八ヶ岳の麓。

東から昇る太陽も

その位置が日々変わってきています。

 

少しずつ冬仕度を進めているログハウス。

今日はその内のひとつ、薪ストーブの煙突掃除。

ストーブのメンテナンスを兼ねてのお掃除は

冬の本格稼働シーズン前の

大事な作業です。

 

登坂装備をつけて
今年もログ主さんが屋根に登りました。
 
屋根の上から
煙突内をお掃除
 
煤だらけになっていたヘッド部分も
綺麗にして再度取り付け
 
家の中で
ストーブ庫内の掃除をし点検。
 
今日は煙突掃除屋さんになって
煤だらけになったログ主さんが
はい!と手を出したので握手。
 
映画「メアリーポピンズ」をご存知の方は
煙突掃除屋さんと握手する意味が
わかりますよね。
 
綺麗になってご機嫌のトーマス君
トーマス。というのはログハウスの薪ストーブの愛称です。
 
年々、寒さが持続しない冬になりつつありますが
今年の冬はどうでしょうか。
トーマス君が活躍する冬となりますように。
 
 
 

朝晩の冷え込みから

ログハウスの薪ストーブにも火が入る夜が増えてきました。

 

今日は十三夜。

旧暦9月13日の夜の事。

一年で一番美しい月と称される中秋の名月(十五夜)に次いで

二番目に美しいとされるのが十三夜の月。

 

十五夜の後に巡ってくるので「後の月」と呼ばれたり

旬の収穫物をお供えすることから

「豆名月」「栗名月」の異名も。

 

ログハウスでは

お月見団子とともに大豆をお供え。

この大豆で年明けに味噌を仕込むのが恒例になっています。

 

それにしても・・・

緑が多いなぁと写真を撮りながら。

この時期は

背景がもう少し黄色くなっていてもおかしくないのですが。

 

十五夜のお月見の風習は、中国から伝わったものですが

十三夜のお月見は日本で生まれたもの。

 

十五夜と十三夜、片方だけお月見するのは

「片見月(かたみつき)」と呼ばれ縁起の悪いこと。

とされていました。

 

十三夜の風習や二夜の月については諸説ありますが

満月よりも少し欠けた月に美しさをみるところが

なんとも素敵だな。と感じます。

 

満ちた後には必ずかける。

そしてそれが繰り返される。

古の人達は陰陽の進行を当たり前のこととして

捉えていたからなのでしょうね。

 

「十三夜に曇りなし」

十五夜の夜は曇りがちで月が見えないことも多いが

十三夜の頃は安定した天気で月見ができる。

という言い伝えがありますが

残念ながら明日は雨予報も出ている八ヶ岳の麓。

今年の十三夜は曇り空です。

 

何事もなくこの秋冬も過ごせますように。

雲の向こうにいる月に願う夜です。

 

 

 

 
 

寒露の節気に入った日から

急に気温が下がり、朝晩10℃をきるようになりました。

 

西からの冷たい風が吹く中で

衣替えを急いでいるようにみえる木々の葉たち。

日が暮れるのも随分と早くなってきました。

 

陰と陽とでバランスをとりながら進んでいる自然界。

9月の秋分を境に

陽の季節から陰の季節へ。

ここから12月の冬至に向けて

陰のエネルギーが加速して行きますね。

 
来年の手帳やカレンダーが並ぶようになったり
年末年始の予定が入り始めるようになって
今年の終わりを感じることもだんだんと増えてきました。
 
手元に届いた来年度の気学手帳。
甲辰の2024年から乙巳の2025年。
気学仲間の友人たちと
「来年はどんな年になるのかしらね」と手帳を見ながら。
 
夏から秋にかけて
テラスで昼食をとることが多いログハウス。
風が冷たくなってきて
「そろそろ外でのランチタイムも終わりかな」と思ったり。
 
周りの緑がもう少し秋色になる頃には
空気も乾燥してきそうです。
明日は旧暦の9月9日。重陽の節句。
新暦での重陽の節句の頃にはまだ早い
菊の花が近頃たくさん見られるようになってきました。
 
朝晩と日中との気温差や冷たい風や乾燥で
喉の不調も出やすい時期。
昔は秋の土用の頃にはいつも
喉を痛めて声が出なくなっていました。
そんな時に飲んでいたのは菊の花のお茶。
秋風を感じるようになると、飲みたくなります。
 
 
 

しとしとと降り続く秋雨
乾いてきた葉にあたって弾く音は、
張りのある真夏の葉の時とは変わってきています。
 
先日「もう今年最後だから」
と頂いたミョウガ。
「花が咲いちゃって味が落ちてるけど」
と言われましたが、充分においしい。
 
そしてこちら
青々としたバジル。
夏の間、
そのフレッシュな香りと色でお料理を引き立ててくれていましたが
こちらももうこれが最後。
保存用にと
ニンニク、ナッツ、オリーブオイルでバジルソースを。

いつもはミキサーで簡単にペーストにしてしまうのですが
今年最後のバジルの香りを楽しみたくて、すり鉢で。
この夏のことを振り返りながら。
 
夏から秋へ
秋の野菜や果物も
店頭に並ぶようになり、
実りの季節も楽しんでいます。
 
近所の方の畑で作っている
ポポーの実も食べごろに
ポポーは傷みが早いことから、流通に乗せることが難しく
そのため実のなるエリアでしか食べることができない
「幻のフルーツ」なのだとか?!
 
甘い香りのポポー
バナナとマンゴーを合わせたような味。
もうだいぶ熟していますが、
この週末のお客様とも楽しめそう。
食べたこと、あるかしら?