知覧の「特攻の母」として有名な「富屋食堂」の女将鳥濱トメさんは、自らのお金で材料を仕入れて、出撃する兵士のために玉子丼をふるまったのだそうです。
当時は、きっと卵も白米も入手困難だったに違いないと察しますし、高価でもあったはずです。
そして、トメさんは、どんなお気持ちで最後の食事となるであろう玉子丼を作られたかを考えると、胸が痛みます。
私は、一度だけ知覧に行った事がありますが、情けないことに具合が悪くなってしまい、いつか再訪して学び直したいと思っております (偶然にも、私の亡き伯母も具合が悪くなったと言っていて、激弱な感受性の同一性に驚きました)
現在は、靖國八千代食堂にて、トメさんのお孫さんによりこだわりの玉子丼が再現されているらしく、いつか伺いたいと思っております。
トメさんの玉子丼には遠く及びませんが、特攻隊として犠牲になられた若者とトメさんを偲んで、丁寧に作りました。
丼モノのつゆの黄金比は、【出汁:醤油:みりん=4:1:1】だと、何かで読んだ事がありますが、私はちょっと甘めが好きなので、きび砂糖を少し加えました。
*青ネギは、私の「緑を添えないと気が済まない症」を発揮したもので、ホンモノには乗せてありません。
【材料】
温かいご飯………1+1/2膳程
卵………2個
たまねぎ………1/8個
☆出汁………80ml
☆濃口醤油………大さじ1強 (20mlぐらい)
☆みりん………大さじ1強 (20mlぐらい)
☆きび砂糖………大さじ1/2
青ネギ (小口切り) ………適量
【作り方】
①たまねぎを繊維に逆らい薄くスライスする。
②小さなフライパンに①と☆を入れ、沸騰したら卵を2回に分けて注ぎ入れ、好みの固さまで加熱する。
③器にご飯をよそい、②を乗せて青ネギを散らす。
【本日の器】
一人分の丼ものやチャーハンやカレーライスにぴったりのサイズです。
他にも、煮物、サラダ、麺類等々、用途のイメージが広がる器です。
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