「せいじくん、返して!それ、しょうたくんがくれた大事な髪飾りなんだから!」

「うるせー。だいたいあんなヤツのどこがいいんだよ?趣味わりーなーおまえ!」

とある保育園の、カラフルな遊具でいっぱいの園庭。

いかにもガキ大将っぽい男の子と、今にも泣き出しそうにしている可愛らしい女の子が追いかけっこしている。

そう。紗久良は、同じ組の翔太に貰った髪飾りをいじめっ子の誠二に取られてしまって、必死に追いかけているのだった。

そうしてしばらく追いかけっこをしていた時、急に誠二の目の前に野良猫が飛び出してきた。

「…っぶね」

誠二が走りながら野良猫をひょいっと避ける…

が、その拍子につまづいて転んでしまい、弾みで誠二の手から落ちた髪飾りが、近くの池に落ちてしまった。

「あっ…!」

後ろから紗久良の小さい悲鳴が聞こえる。

「いってぇ…」

さすがにまずかったというような顔をして誠二が体を起こしながら後ろを振り返ると、紗久良が今にも泣き出しそうな顔で眉を吊り上げて立っている。そして、

「せいじくんのばかぁ!きらい!」

と叫ぶと、くるっと背中を向けて走って行ってしまった。

「おい、さくらっ…」

呼びかけても振り向くはずも無く。

誠二はため息をついた。

*  *  *

(どうしてこうなっちゃうんだろう…ほんとは、せいじくんとも仲よくしたいのに…せいじくんは私のこときらいなのかな…)

園庭の外れにある桜の木の下で、紗久良はしょんぼりしていた。

めそめそと泣きながらそんなことを考えているうちに、いつしか紗久良は眠ってしまった―。


しばらくして、そこに誠二がやってきた。

(しょうがねぇヤツ)

木に寄りかかって寝ている紗久良を見てそう思いながら、隣に腰を下ろして自分も木にもたれる。

そして小さく呟いた。

「ごめんな」

そう言ったあと、誠二は慌ててそっぽを向く。

そして、紗久良が目を覚ますまで隣にいた―。


------END------




-あとがき-

思いつきで書いたのでめちゃくちゃだー。笑
誠二くんと姫ちゃんの幼少期です。
翔太くんって誰やねんwww  the適当です(笑)
素直になれないショタ誠二くんと泣き虫なロリ姫ちゃん。可愛い…ww
野良猫ちゃんをちゃんと避けてあげるあたり、誠二くんらしいかなーなんて。
完全に私の妄想ワールドなので色々おかしいですが、大目に見たってください<(_ _*)>
ショタ書くの難しい。笑

ちゃな。