1年間ずっと、13日のことは書けなかったなぁ・・・。


書いてみようかな・・・。覚えてる範囲で・・・。


日中のことは、思い出せないんだけどね。








5月13日


夜、保育園が終わって、アヤと父ちゃんが面会に来た。


私は充分、翔太と一緒にいることが出来たので、


父ちゃんに「男同士の話、したら?」と言って


翔太と二人きりの時間を作ってあげた。



アヤと私は自分の病室に戻り、ドラえもんを見ていた。





しばらくすると、看護士さんに呼ばれた。


なんとなく、予感はしていた。翔太とのお別れがきたこと。



翔太とのもとへ行くと、父ちゃんが翔太の手をにぎっていた。


周りには、先生や看護士さんがいた。


先生が「心拍が少しずつ落ちているので、最後の時間を家族で過ごしてください。」と言われた。


いろいろなところにつながれた管が抜かれ、初めて普通に翔太を抱くことができた。


「翔太、よくがんばったね、ありがとね。」とギュッと抱きしめ、おでこにキスをした。



数分後、翔太は息を引き取った。



翔太はこの日、父ちゃんが来るのを待っていたのかもしれない。


父ちゃんと初めて二人の時間を過ごせて、満足したんだね。男同士の楽しい時間を過ごせたんだね。








そのあと、父ちゃんと二人で最後の沐浴をさせてもらった。


体を綺麗に拭いて、父ちゃんが用意した水色の服を着せた。




その夜は、家族4人で私の病室で眠った。


とても幸せだったぁ。