長崎旅行② ~ハウステンボス+α(グルメ)~
さてさて、一夜明けて本日のメインは長崎市内の観光。
昼過ぎから天気が崩れるというので早々にハウステンボスをあとにしました。
向かったのは『吉宗(よっそう)』。
長崎出身の会社の先輩から、茶碗蒸しをドンブリで食べられると聞いて
ずっと前から気になっていたお店です。
看板料理はこちら、茶碗蒸しと蒸寿司のセット。
私は勝手に一抱えもあるドンブリ茶碗蒸しを想像していたのですが、
両の手のひらで包める程の大きさでした。
一匙すくって口に運ぶと、つるるんとした食感とホッとするお出汁の味があ~堪りません。
2セットくらい食べれそうと思っていたものの、約10種類の具が入った
『噛む茶碗蒸し(勝手に命名)』、蒸寿司と交互に食べるとちょうど良い量でした。
この日のお天気は前日と打って変わって雨。
4月の霧雨はそっと体温を奪い、お店に入る前の私達はかなり冷え切っていました。
温かい食事はじんわりと体に染みて、外の薄暗さと中の蛍光灯の明るさのコントラストに
妙に安心感を覚えました。
この場所は安全だ、みたいな。
だからすっごく長居してしまいました。
広間に間隔を空けてテーブルが並び、隣のテーブルが話す内容が気になる距離ではなく、
でも静か過ぎず適度なザワザワ感があって。
なんでこんなに落ち着くんだろう、畳の手触りと高い天井のせいかな?と不思議に思っていて、
福岡でホームページの格好つけずに、普通の人を大切にするのが吉宗の商売という
言葉を読んで納得できました。
吉宗は1866年(江戸)以来の伝統を継いでいるのに、いわゆる敷居の高さを感じさせない
お店でした。かといって決してカジュアルというわけではないのですが、印象深かったのは
従業員の方々が皆さんハキハキして元気だったこと。玄関で靴を預かって札を渡してくださる
係りの方、配膳をしてお料理の説明をしてくださる方、お勘定のカウンター越しの女性・・・。
清々しさ・潔ささえ滲み出る所作は、誇りや自信に因るものでしょうか。
キラキラしていて、『ひらかれている』と感じるものがありました。
独特の雰囲気・居心地の良さを味わいに、きっとまた訪れたいと思います。
長崎市浜町8-9
TEL/095-821-0001
営業時間/11:00~21:00
(20:00オーダーストップ)
その③に続く