クリストシュトーレン&マンデルシュトーレン
中級第8回目、クリストシュトーレンとマンデルシュトーレンです。
本当はシュトーレンというのは、乾果やナッツ類が入ったているドイツのクリスマス用の
菓子パンなんだそうです。細長く堅めに焼き、12月が始まる頃から薄くスライスして
食べていって、クリスマスが来るのを待つのだとか・・・。日本ではクリスマス当日にケーキを
食べる人が多いけれど、これはクリスマスが来るまでに食べてしまうものなんですねー。
今回はシュトーレン風のパンということで、わりとフワフワした生地の中に、一つはクルミと
レーズン+表面にアーモンド。もう一つは乾燥ミックスフルーツを錬りこんでいます。
成型は、前回のカントリークッペとかベーコンクッペの応用で、生地を張らせるように畳みながら
なまこ型を作っていきました。2次発酵させた生地を天板に移す時に、移し板という10cm×25cm
程の木の板を使います。右下角を持ち、左上角からパンの下に滑り込ませて、できるだけパンを
傷めないようにしながらソォッと天板に置くのですが、これがなかなか難しい・・・。勢い余って左側に
コロンと生地をひっくり返してしまいそうで、ドキドキの瞬間なのです(>_<)
上がマンデルシュトーレン・下がクリストシュトーレン。
本当は粉砂糖をたっぷり振って仕上げていたのですが、
持って帰ったらだいぶ溶けてしまいました。
中身はクルミとレーズンです。
この組み合わせが大好きなので嬉しい♪
表面には熱々のうちにブランデー・バター・アプリコットジャムを塗って
アーモンドをまぶしつけています。
ミックスフルーツが入っているほう。
わりと卵と牛乳がたくさん入ってわりとやわらかめです。
フンワリした優しい味のパンでした。
焼いているうちに横に広がってぼってりした形にならないように、前もって天板は
超熱々状態にしておきます。さっきの移し板を使ってパンを置いた瞬間、ジュッ!!と底辺を
焼きつかせて大きさを決めてしまうという寸法です。
ちなみにクリストシュトーレンはちょっぴり可愛い形にしてみましたが、円状の生地の縁を
1cm程ずらして半分に折った形もポピュラーなのだとか。先生曰く、『ドリフの長さんの、
“んっ”て唇みたいな形』。・・・。Stollenには本当はキリストのおくるみとか、お坊さん
(神父さん?)の袈裟を模したという説があるのだと聞かされて皆フンフンと神妙に頷いていたのに、
この一言で完全に『長さんのパン』として脳内にインプットされたのでした・・・^_^;
次回は1月5日。
年明け1回目なだけあって、シャンパンと特製ピザで乾杯するそうです。
楽しみ楽しみ♪