カントリークッペ&チーズベーコンクッペ | 桜の樹

カントリークッペ&チーズベーコンクッペ

中級第7回目、カントリークッペチーズベーコンクッペです。

どちらもラグビーボール型のパンで、フランスパン専用粉を使って作ります。チーズベーコンの方は実際はチーズ入りとベーコン入りを1本ずつ焼くので今回はお持ち帰りがビッグサイズ3本!幸せ~~。


先に出来上がり写真から。


カントリー・チーズ・ベーコン

上からチーズ・カントリー・ベーコンです。


チーズベーコン
断面図。細切れベーコンとプロセスチーズが隠れています。


初めて体験したのが蒸気焼成という焼き方。教室では大きいガスオーブンを使用しているので、だいたい天板3枚がセットできます。最下段の天板とオーブンの底面との間に幾らか隙間があるので、あらかじめその部分にレンガを置いた状態で300度という高温で予熱をかけています。成型したパンを乗せたフランスパン用鉄板をセットした時点で、そのレンガに熱湯をジュ~ッとかけ、扉を閉めて今度は温度を180度まで下げて焼き上げます。温度がさがる間には庫内に熱々の水分が充満。こうして極端に高温の水蒸気の力でパンの表面を最初に焼くことで、噛んだ時にパリッ・ムッチリ~の食感が楽しめます。保存していたものをトーストしてもまた焼きたてのように美味しく食べられました。


表面が裂けているのは、焼く前にクープという切れ目をカミソリの様な刃で入れているからです。その上に細切りバターを乗せると、オーブンの中でどんどん切り口が広がってくれます。今までは片刃のカミソリ(シンプルな長方形の、ひげそり用のみたいに小さいもの)を指で持ち、どちらかというと垂直に立てて切れ目を入れるパターンばかりでしたが、今回は持ち手を装着した両刃のカミソリを使って寝かせるように傾けてスーッとパンの表面を撫ぜていきました。


カミソリ刃

両刃カミソリ。画像は持ち手が左にありますがこのまま右手で持ち、刃の角っこを使って皮を一枚すくうような気持ちでススーッと。楽しいんですが、やってみると難しくて・・・。力を入れると生地がよれてシワシワになるし、あまりにソッとすると焼いた時に綺麗に裂けてくれないし。たくさん練習してコツを掴むしかなさそうです。



そうそう、蒸気焼成を間近で見たことで、ますます新しいオーブンが欲しくなってしまいました。

加熱水蒸気とか過熱水蒸気とか謳って、熱々の水蒸気が調理してくれマス♪というのが流行ってますもんね~。なんで水分で揚げ物ができるんだろう??と謎でしたが、こんな感じなのかと納得。

★今日の感想★超高温の水蒸気は頼れるヤツであります(*^_^*)