Sign | 桜の樹

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昨日は父親の誕生日だったので、福岡に住んでいる姉と相談してプレゼントを送っておきました。

夜になってお礼の電話をかけてきてくれた父と話し、母とも少し話しました。

実は9月に鹿児島に戻った時につまらないことで口論になって、母は私のいないところで姉にたしなめられたようです。原因のひとつは、私が言われたくないことを母が何回も何回も言ってきたことにありました。そのことに触れて、『他人に言われてるわけじゃ無い、家族なんだから何言われても良いでしょ』みたいなことを母は言い、私はもう反論しないで話を聞いていました。でも心の中は悲しい気持ちで一杯でした。

私は、自分がされて(言われて)嫌なことは他人にしない(言わない)のは当たり前だとして、それより他人が嫌がることをしない、ということを真剣に大切に思って生きているつもりです。

他の人の考えていることなんて解らないじゃない、と言われるかもしれないけど、人が気分を悪くしたときのちょっとした表情やしぐさ、場の空気が微妙に変わったサイン…そういうのを見逃さないようにそっと気をつけるというか…注意をしておくのが、それほど厭うべきこととは思えないのです。

家族間であっても、むしろ生まれて最初に所属する共同体である家族間だからこそ、お互いを大事にするものじゃないでしょうか。もちろん周りの家族に「こうでなければ」なんて言えません、でも少なくとも自分の家族の間では、思いやりが大切であると。それが家族間の常識というかルールであってほしかったのです、きっと。いつも強く思っていたことだったから、他の事みたいに『母娘の考え方の相違』としてやりすごすことができなくて、考えるうちに煮詰まってしまいました。

でも60年近い年月で形成された人の考え方がそうそう変わることは無いだろうし、嫌なことを言われても受け流すくらいの気持ちでいようと思います。機転の利いた一言を返して、その場を明るくできたらもっと良い…。

それで、私が求める家族のルールは、そのうち自分が核になってつくる新しい家族の中で保っていけたら良い…。そうできる可能性がかすかにあるだけでも、明るい気持ちになれます。

ちなみに、父への贈り物の中身は読書用の蛍光スタンドです。最近寝る前の読書を趣味にしているそうで、明かりがチラチラしないNECのものを選びました。あとオマケに、福岡ではポピュラーな石村萬盛堂のケーキ、プチショコラ・ボアを一緒に。ジャムを挟んだチョコスポンジの上に削りチョコが載っている、私も大好きなケーキです(^o^)ところで石村萬盛堂の洋菓子ブランド『ボンサンク』ですが、そのネーミングの由来をご存知でしょうか?実は社長の石村僐悟氏のお名前がヒントになったとか。フランス語で僐(善い・良い)を意味するBon(ボン)、悟(数字の5)を意味するCinq(サンク)を組み合わせると…?あら!!

なかなか駄洒落っぽくて素敵ですよね~♪