NANAの試写会に行ってきました | 桜の樹

NANAの試写会に行ってきました

待ちに待ったNANAの試写会です♪

『漫画は読んだことないけど宮崎あおいが大好き』という同僚といざ会場へ。


以下ネタばれがあるので差し支え無い方・既に観た方だけズズッと↓↓

 

 


nana

 

 

 

話の内容としては、コミックス2巻~5巻前半までを辿っていくものでした。時々1巻後半部分(ナナの過去)が挿入されるような感じ。モノローグはハチバージョンで入っています。漫画通りではないと解っていながらも、やっぱり『あっ、ここにこの人居ないはず!』『おぉ~、いきなりここで出ちゃう?』と比べてしまう自分がいました。


ずばり、小物に衣装・セットなどの環境は90パーセント漫画と同じとみて良いと思います。ハチのバイト先サブリナやバーガーショップのジャクソンホールは、思わず会社帰りにフラッと寄ってみたくなりました。ナナのヴィヴィアンの服装は中島美嘉さんがホッソリと着こなして、シルエットが漫画版ナナが着ている時そのまま!肩の出具合とか、スカートからのぞく腿のホッソリ加減が本当にそっくりです。ただ美嘉さんのアイメイクが濃すぎて、瞳の表情が読み取れずに全編を通して暗い感じが強かったです。大口を開けて笑ったり、男性陣を叱り飛ばすナナのカラリとした部分が見れずにちょっと残念。家出少年ノブを追い返そうとする時、浮気モノ章司に喝を入れる時、悲鳴に近い叫び声は何となく痛々しくて、女王様的ナナに会うことはできませんでした。


宮崎あおいさんはニコニコ顔もフクレ顔も、全ての表情がとってもキュートで、天真爛漫なハチの雰囲気がよく出ていたように思います。台詞の言い回しも一番自然で、やっぱり演技上手いなぁ~という感想。寝起きのシーンがありまして、やっぱりスープを持って行ってあげたくなりましたが(^^ゞ



で、ですね。人それぞれ感じ方は違うと思いますが、私が違和感なく見ていられたのがあおいさんと成宮君(ノブ役)の2人だけでした。あとはどーしても台詞が棒読み…とまで行かなくてもどことなく不自然さを感じてしまって。音声を消して字幕にするのはどうだろうと一瞬考えてしまった程。


見た目どうこうは置いておいて、(置いておかずに言わせてもらうと、レンはもう少し小顔が良い…シンはあどけなさが無くてシンちゃんと呼べない…)淳子がハチに『あんた』じゃなくて『あなた』と呼びかけるところや、ヤスが猫背っぽくなる場面、ハーフであることを表沙汰にしていないレイラの唯一の台詞が流暢な英語、とちょこちょこ引っかかるところがあり、何だかハラハラしながら観たというのが正直な感想であります。



以前のブログ で、全く別のものとして楽しもう!位の気持ちで構えるのが良いと自分で書きましたが、あまりに原作に思い入れがあるのではっきり言って無理でした。。。ちなみに全く原作を知らない同行者は「うーん、なんだか中途半端だったよ」とのこと。結局ハチと章司はあれで別れたことになるのか、と気にしていました…ウーンある意味鋭い…!?