ピタパン&ババ・オ・ラム のババ・オ・ラム | 桜の樹

ピタパン&ババ・オ・ラム のババ・オ・ラム

気を取り直して、もうひとつのババ・オ・ラムです。

先生曰く「ババは婆のババではないんです!」


皆<アッハッハ~お約束)


「このパンを考えた人が千夜一夜物語をお気に入りで、

アリババからとってあるんですよ~」


なるほど~。昔々、クグロフというケーキが大好きだったある偉い人が色々な食べ方を楽しんでいました。ある時、お砂糖を入れたラム酒をかけて火をつけてみたところ(!?アルコールを一瞬飛ばすような感じ?)、とっても美味しかったとのこと。ちなみにこの『千夜一夜』のフレーズで、私の中ではババは一気にアラビアンなイメージになりました。


baba

 

実際に見るまでは想像がつかなかったのですが、これが本当に本当に私好みの味!教室では甘く焼いたレーズン入りの小さいカップケーキを、ラム酒液に浸す方法で仕上げました。このラム酒液がポイントで、紅茶にラム酒砂糖シナモンスティックレモンの皮etcを混ぜて作るのです。良い匂い。琥珀色の液体に、茶色いシナモン棒と黄色いレモンがプカプカ浮いていて、何と言いますか「魔法使いがフラスコの中でコポコポ煮たたせているような」感じです。最近シュガシュガルーンを読んだからそう見えるだけなのかとにかくアイスのラムレーズン味が好きな人なら絶対ハマります。でも逆に苦手な人はすごく弱い食感と味かもしれません。クラクラッと来る風味なので軽いトリップ感が


教室では縦に切込みを入れて生クリームを絞り、キウイフルーツをトッピングしました。それだけでちょっとお洒落な感じです。冷蔵庫で冷やして夏向けのデザートに。


月の~砂漠を~は~る~ば~ると~

今宵はちょうど新月。綺麗に月が見えている遠い異国に思いを馳せつつ、ババをつまみながら夜更かしすることとします..:*°