福岡市の家庭ゴミが有料化 | 桜の樹

福岡市の家庭ゴミが有料化

先日、深夜ドラマを見ていたときのこと。

 

福岡市の家庭ゴミの収集は、10月から有料化されますというCMが流れました。色々調べてみると、実際自分に関係してくる身近な問題であることが解りました。


 

私が暮らす福岡市は、使えるものは長く使う、不要になったものはできるだけリサイクルするいわゆる循環型社会というのをを目指しています。今回の有料化の目的は、①ゴミ収集・処理費をまかなうため。そして②住み良い環境作りの推進、環境リーダーの育成が挙げられます。

 

②については、新しく環境市民ファンドを設立し、地域団体やボランティア団体が行う環境活動を支援します。これまでに有料化している他市を例にみると、有料化開始当初、一時的には出されるゴミの量が目に見えて少なくなるようです。しかし長期的にゴミを減らしていくためには、そういった団体の活動との複合的な効果が必要というわけです。

 

気になる料金ですが、ゴミ袋代に上乗せして徴収されるので、結果的に45リットルサイズの袋一枚あたり45円になります。10枚で450円・・・。今私が使っている袋は、近所のスーパーで50枚入りで350円で買ったものです。一枚辺り7円(!)。うっ、この差は痛い。現在の袋はもちろん10月以降利用できなくなり、9月より新デザインの袋が販売開始となります。


これまで立体のまま捨てていたティッシュの箱や牛乳パックをつぶすとか、そんなちょっとしたことで毎週たまるゴミの量って減らせると思います。


ただ私が今回ちょっとだけ感じたのは、意外と市民に対してのアピール無しでこういうことって決まってしまうんだな~と。有料化の案があり、これこれこういう討論があって決定しました。と、経過をその都度知りながら10月を迎えるのと、今回のようにもう「決定です!」と知らされるのは、ちょっと気の持ちようが違うと思うのです。たぶん何かの媒体では昨年頃からお知らせがあったのかもしれませんが、たくさんのローカルニュース番組や新聞、ポストに入っている市政便りでも目にしたことがなかったものですから・・・。



生活に直に関わる大事なことだからこそ、早めに知っておきたい。

そんな事を考える、ちょっと肌寒い春の午後でした。

 

主に参考にさせて頂きました→福岡市環境局のサイト