実況
「さぁ、やってまいりました。『第二回・親知らずワールドカップ』!前回の大会から約2年。ついに、満を持しての開催となりました。実況は私。そして解説者は、患者の気持ちが手にとるようにわかる《患者の心》さんです。よろしくお願いします。」
患者の心
「よろしくお願いします。思い返せば、前回左下の親知らずを抜いたのが2009年の11月。あの時は、初めてにも関わらず、実習生という思いもよらない飛び入り参入者がいましたが、今回は先生自らが施してくれるようです。」
実況
「さぁ、レントゲンもとって説明が入りましたね。やはり横たわった左下とまっすぐに育った左上がいますが、先生的には2本とも抜いたほうが良いという見解のようですね。しかし、今日抜くのを一瞬ためらいましたよ。」
患者の心
「多分、今日はレントゲンだけで、後日抜きに入りたかったようですね。しかし、そこは患者も黙っていないですからね。下だけでもお願いしたいですよね。」
実況
「どうやら、患者の押しに負けて左下だけ抜くことになったようです。そうと決まれば早いですね。すぐに麻酔の注射が打たれました。さぁ、試合開始です!!!!」
つづく
