胡蝶の夢
胡蝶の夢〈第1巻〉 (新潮文庫)/司馬 遼太郎

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胡蝶の夢 (第2巻) (新潮文庫)/司馬 遼太郎

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胡蝶の夢〈第3巻〉 (新潮文庫)/司馬 遼太郎

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胡蝶の夢〈4〉 (新潮文庫)/司馬 遼太郎

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幕末期の蘭学を主題に展開される、松本良順、司馬凌海、関寛斎のお話。
江戸期における蘭学の場といえば、有名なのは適塾。ですが、勿論同時期にも多方面で蘭学の導入が進められていました。それが、佐倉・順天堂。それに長崎の西洋医学所。これらのプロジェクトに大きく関わっているのが、上に挙げた三人なのです。
三人とも、維新期の境遇はあまりにも不遇なため、作品としては盛り上がりには欠けると思います。しかし彼らを含めた蘭学生及びオランダ人たちの蘭学に懸ける熱意というのは、我々の世代にとってはなかなか新鮮です。特にボンベさん。彼が日本に来たのは28歳の時。今で言えばまだまだ発展途上の若き医学生が、孤独な異国でその学問情勢を一から体系的に改革していこうと決意する。偉業とは、このようなことを指すのではないでしょうか。
最も印象深かったのが、新たな医学の道を切り拓いた彼らが、それだけの影響力・状況理解力を持ちながら、この維新回天の一時に、ほとんど政治に興味を示さなかったこと。学問的気分にありがちな、無私無欲無関心とでもいいましょうか。とにかく時勢とは、一線を画した生き方を選びます。にもかかわらず結果として、彼らの人生は蘭学とともに時代に翻弄され続けました。俗世間からいえば不遇感は否めません。それでも、あくまで自身の想いを学問に乗せて、生き方を貫いた。そんな彼らは、まさに維新の空に舞う「胡蝶」だったのかもしれません。

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三人とも、維新期の境遇はあまりにも不遇なため、作品としては盛り上がりには欠けると思います。しかし彼らを含めた蘭学生及びオランダ人たちの蘭学に懸ける熱意というのは、我々の世代にとってはなかなか新鮮です。特にボンベさん。彼が日本に来たのは28歳の時。今で言えばまだまだ発展途上の若き医学生が、孤独な異国でその学問情勢を一から体系的に改革していこうと決意する。偉業とは、このようなことを指すのではないでしょうか。
最も印象深かったのが、新たな医学の道を切り拓いた彼らが、それだけの影響力・状況理解力を持ちながら、この維新回天の一時に、ほとんど政治に興味を示さなかったこと。学問的気分にありがちな、無私無欲無関心とでもいいましょうか。とにかく時勢とは、一線を画した生き方を選びます。にもかかわらず結果として、彼らの人生は蘭学とともに時代に翻弄され続けました。俗世間からいえば不遇感は否めません。それでも、あくまで自身の想いを学問に乗せて、生き方を貫いた。そんな彼らは、まさに維新の空に舞う「胡蝶」だったのかもしれません。