若宮啓文(1994)『忘れられない国会論戦―再軍備問題から公害問題まで』中公新書
何かと議事録を読むようになって暫く経つ。が、こんなにも生き生きと、且つ諧謔を交えた政治家の答弁は初めて見た気がする。いや、それだけではない。かの有名な「バカヤロー」も登場する。これは、我々の想像する国会ではない。生身と生身の人間同士のぶつかり合いだ。それだけに、政治家一人ひとりの個性がいやというほど、伝わってくる。勿論、それを手際よく表現している筆者も見事なものだ。
「三矢研究」に関する項がとても興味深く、楽しかった。「オカッパル」こと、岡田春夫氏については今後個人的に掘り下げる必要を感じた。岡田氏は、「三矢研究」暴露後、名もなき暴漢から襲われたり、脅迫電話が相次いだという。まさに、命がけの爆弾質問だ。いつぞやの「永田メール問題」どころの問題ではない。何が本質かと問われても困るが、今よりこの時代の方がよっぽど本質に近い議論をしていたように思えた。それがスリリングであり、恐ろしくも感じた。
当時を知らない(私のような)世代の人間でも、本書を読めば、きっとこの国会論戦が「忘れられない」ものになるだろう。
「三矢研究」に関する項がとても興味深く、楽しかった。「オカッパル」こと、岡田春夫氏については今後個人的に掘り下げる必要を感じた。岡田氏は、「三矢研究」暴露後、名もなき暴漢から襲われたり、脅迫電話が相次いだという。まさに、命がけの爆弾質問だ。いつぞやの「永田メール問題」どころの問題ではない。何が本質かと問われても困るが、今よりこの時代の方がよっぽど本質に近い議論をしていたように思えた。それがスリリングであり、恐ろしくも感じた。
当時を知らない(私のような)世代の人間でも、本書を読めば、きっとこの国会論戦が「忘れられない」ものになるだろう。