司馬遼太郎(1998)『竜馬がゆく(一)(二)』文春文庫
竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)/司馬 遼太郎

¥620
Amazon.co.jp
竜馬がゆく〈2〉 (文春文庫)/司馬 遼太郎

¥620
Amazon.co.jp
渡世、という言葉が私は好きだ。
のらりくらりにでも今、目の前に見える世の中を生ある限り暮らしていく。そんな生き方が私の理想だ。そんな理想に近しい人間として私がぱっと思いついたのが、「竜馬」だった。これから自分がいかに世を渡っていくか考えながら、本書を読んだ。
土佐から江戸へ遊学に出た、若き竜馬。齢は弱冠二十歳。彼は江戸生活の中で、長州藩の桂小五郎ら、意気揚々とした青年たちと出会っていく。
二十代の若者が天下国家の向かうべき道を論じ合い、そのために行動をなしていく姿を見て、わたくしは自分の現状を省みてしまった。ただ、彼ら自身何か特別なものを持っているわけではなく、今のわたくしと違うのは自分を取り巻く世間一般の情勢だけである。彼らの輝きは、その生き様一つ一つに現れる意識の高さゆえである。幾万もの若者が割拠する江戸の中で、後に国を、歴史を動かしていくことになる人間とは、かくある人物なのだ、ということを深く意識させられた。
石川島造船所の成り立ち、岩崎弥太郎の暗躍が描かれた場面に興奮した。

¥620
Amazon.co.jp
竜馬がゆく〈2〉 (文春文庫)/司馬 遼太郎

¥620
Amazon.co.jp
渡世、という言葉が私は好きだ。
のらりくらりにでも今、目の前に見える世の中を生ある限り暮らしていく。そんな生き方が私の理想だ。そんな理想に近しい人間として私がぱっと思いついたのが、「竜馬」だった。これから自分がいかに世を渡っていくか考えながら、本書を読んだ。
土佐から江戸へ遊学に出た、若き竜馬。齢は弱冠二十歳。彼は江戸生活の中で、長州藩の桂小五郎ら、意気揚々とした青年たちと出会っていく。
二十代の若者が天下国家の向かうべき道を論じ合い、そのために行動をなしていく姿を見て、わたくしは自分の現状を省みてしまった。ただ、彼ら自身何か特別なものを持っているわけではなく、今のわたくしと違うのは自分を取り巻く世間一般の情勢だけである。彼らの輝きは、その生き様一つ一つに現れる意識の高さゆえである。幾万もの若者が割拠する江戸の中で、後に国を、歴史を動かしていくことになる人間とは、かくある人物なのだ、ということを深く意識させられた。
石川島造船所の成り立ち、岩崎弥太郎の暗躍が描かれた場面に興奮した。