淋しくて 悲しくて


そんな気持ちを感じたくなくて


そしてカモフラージュするために


とても強い人間になりたかった


淋しさや悲しさに負けたくなかった


そんな感情に負けたくなかった


だから強い人間になりたかった


だけど何をやっても


淋しくて悲しくてそんな感情がなくならない


いつまでたってもなくならないのだ


そしてまだまだ私は弱い人間なのだと思い


どうしたらそんな感情が出てこない人間になるのだろうかと


あちこちに出向き


教えを請いアドバイスを受ける


でもなくならない


そのうち誰も私の気持ちなんかわからないって暴れ出す


だって淋しくて悲しくてそんな感情がなくならないから


淋しくて悲しくての感情はあってもいいっていう思いには至らなかった


淋しさ 悲しいは別にあってもいい


淋しいとか悲しいとか思ってもそれは弱い人間だから感じているわけではない


人間に必ずある標準装備なのだから


私一人だけ持っているものでもなかった


誰にでもある感情なのだ


私一人だけの感情と思い込んでる時は


人の淋しさや悲しさなんか想像もできなかった


だって他の人にはない感情だと思っていたから


あらためて振り返ると


他の人にはない感情だと思い込んでる方のが


よっぽど無茶苦茶な考えだった