今日は、私の主人の母親のお通夜です。


母は、去年胃ガンと診断され、以来療養をしてきたわけですが、


とうとう息絶えてしまいました。


あまり自覚症状の無かった彼女のガンは、検査したときにはもう既に胃壁の外、

リンパにまで広がっていました。


その、広がった部分を、肝臓の門脈が巻いた状態なので、下手に手術すると、

血管を傷つける危険性があったため、手術できませんでした。


驚いたのは、お医者様が、そういう話を全て本人の前ですること・・・


母が一番最初の診察の時に、どういうことを言って、そういうことになったのか、分かりませんが、

兎に角、詳細に本人の病状について淡々と説明して下さっていたことが、印象的でした。


最初の抗ガン剤に、激しい副作用があり、続けることができませんでした。


後にも先にも、その最初の抗ガン剤が、ガンに対しても、もっとも有効でした。


次々にお薬を変えていったのですが、どれも結果は芳しくなく、


とうとうお医者様は、ホスピスの話しかしなくなっていきました。


義父が、是非、セカンドオピニオンをお願いしたい、と申しまして、


今年の夏、他のお医者様に、データを持って伺ったこともあります。


その時、驚いたことは、父が、

「本人はあんまり痛がっていないのですが、本当にガンなんですか?

診断ミスではありませんか?」


と言ったこと。


明らかに、データではっきり出ていて、散々抗ガン治療してきたのに、

家族は、そういうことを言いたくなるんだな・・・


と改めて思いました。


いつも、そういった会話を母は静かに聞いています。


(本人ではないので、本当のところはよく分かりませんが)母にとって、ガンは、それほど痛いものではなかったようです。


それが、不幸中の幸い、としか言いようがありません。


もともと、食が細かった母は、この1ヶ月、特にものが食べられなくなっていました。


どうも、肝臓に転移したようで、3週間前くらいに、肝臓に炎症があるため、熱が下がらない、と言っていました。


それまで、歩いて何でもしていた母でしたが、この頃から、体が言うことをきかなくなり、


ベッドに付いてしまいました。


入院を勧められましたが、入院したら、それっきりになっちゃう、と言って、最後まで頑張っていたのですが、


さすがに、辛くなったのでしょう。


先週、とうとう入院してしまいました。


父からの電話では、お医者様に、あと1週間くらいだ、と言われた、とのことでした。


あと半年、とか、あと1年、という期限は、あまり当てにならないのですが、


どうもこの、あと1週間、という言葉は、あながちいい加減でもないようです。


昨日、とうとう逝ってしまいました。