神父さんたちに伝えたいことがたくさんあるの。

 

私の娘が下宿している間、娘がいないので一人で教会に通うようになり、そこに難聴者のお嬢さんが大学生でこちらに下宿しており、一人で教会にやってきた。私も手話などをやったり障碍者の支援活動を細々と続けている関係で、娘と同い年だし、仲良くなりまして、典礼手話をミサ原稿なしに通訳できるのが私しかいなかったので、代父母ではないのですが、お世話をしていたのです。

 

その子の話を訊いているうちに、お母さんの名前を知らない、という。

 

最初は驚いたのですが、いろいろ事情があるのでしょうし、本人が洗礼を受けたいというので、私だけではなくて、教会の皆様がめずらしく結束して、その子が洗礼を受けられるようにサポートしていた。

 

神父さんたちも親身になりまして、他の人たちが洗礼を受けるよりもいささか熱心すぎた。

 

その子も学生で、奨学金と障害者手当、アルバイトで生活していて、親からの仕送りなどないようなぎりぎりの生活だったと思う。バイトで遅くなったりすれば、夜遅くに司祭館で神父さんと二人きり勉強したり、一緒にご飯を食べたり? そうやって秘密の関係が続くようになったのかな。

 

本人の希望で、就職したら東京へ行ってしまうので、もしかすると洗礼が受けられなくなるかもしれないと心配していまして、実家の近くの教会では難聴を理由に洗礼の勉強を断られたということで、何とか学生時代に洗礼を受けたがっていた。

 

それで私たちのほうからも神父様にお願いして、少し早いとは思うけれども、クリスマスやイースターではなく、8月の聖母被昇天の日に洗礼式をやっていただこうという話になり、実際に無事に終わり、私も肩の荷を下ろした。

 

ところが洗礼を受けた後も、ずっと勉強を続けていて、それは構わないのだけど、やっぱり過剰だし、どうしても教会のほうで噂になる。その後も神父様たちがその子のことを何かと世話を焼こうとして、ボランティアをさせようとしたり、時には召命のほうの勉強会に行かせたり? 他の教会に転出する際にはシスターたちに世話をお願いしたり、家族的な関係を求めていた。

 

たまたまお母さんがいない子だったので、誰かがお母さん代わりになれば、神父さんたちが父親役をやりたいとか。そうなったら、夫婦でもない、家族でもない、にも関わらず、その子のせいで関係妄想が発生し、入れ替わり立ち代わり神父さんのパートナーは誰か、奥さんは誰か、その子が実は愛人では、とか、教会の中にもつまらない噂と妄想が広がり出し、私の場合は、難聴の子の洗礼のための勉強を神父さんに頼んだり、神父さんが異動になれば次の担当司祭に頼んだり、普通だったらそんなことをしないのだけど、難聴が原因で勉強を断られることもあるということで、その子自身がとても心配していたために、ついおせっかいを焼いてしまったのだと思う。

 

そこにネットの関係妄想かよ・・・

 

ブログの写真を借りているだけなのに、いちいち関係妄想にされていたら迷惑なので。

 

話を元に戻すと、その子はすでに東京のほうに行ってしまい、うちの教会のほうではいろいろあったらしくて、関係妄想のパートナーのほうにされてしまって、とてもじゃないけど神父さんたちがその子にまとわりついてるだけなのに、皆が苦労していたと思う。

 

何とも言えない暗い空気。 

 

私も母子妄想のほうに流れてしまい、その子とは何の関係もないと伝えるのに、まわりには冷たく感じられるほどきっちりやってしまった。私の娘ではないので・・・

 

元気に働いているそうなので、今はそれでよかったと考えている。

 

高齢者の多い教会に難聴の可愛らしいお嬢さんがきて盛り上がっていたのに、今は関係妄想が消えて静かになりすぎているかも。だけど、今頃になって、難聴が原因で洗礼の勉強を断られたというのは、彼女の地元では手話や難聴者の支援が活発なところだから、嘘だと思う。彼女の嘘のせいで、私のほうまで嘘つきとか?

 

暗い。

 

嫌な思い出になってしまった。

 

 

テトス 1.12 - 2.10