常勝のあたりまえの夏、白鷺は青田のうえに舞い落ちる、一瞬(とき)

スポ・クラの子らは元気に前をゆく。残されて夏、うつむくノート。

朝7時水道橋に集合す子らの夏などおしゃべりカラス

ふっつりと積み重ねられデッサンは上達もせし退屈もせし


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手作業でアスファルト掘るやわらかさ割れるまで打つ無情の待ち路

尾根に沿いへばりつきたる両崖の宙に浮きたる家々の屋根

湖は、ごく自然にぞ始まって、舟浮かびたる青陸の水


ちびバナナしっかり握る黒い手と渡さないぞとちび猿の目と

にわとりは朝な夕なに鳴くなくに篭より庭のプール掃除


退屈にお咎めはなしガムランの誰がおしえたかチューリップ鳴る

陽を浴びて雨浴びて人寝ていればトタンの屋根の路上見物

雑貨屋のウインドウなど眺めれば上目遣いにノート数冊

海岸のメインロードに店建てりゃ隣の店の壁もわが壁


夕焼けは眼下に沈む海の上遠い世界のオレンジの川

今日もまた明日も昨日もひねもすのミントの味に醤油思いぬ


(コリント一 10. 23-31)