近頃、自分の時間が極端に減った気がする。

自分の時間というのがどういうものなのかわからないけれども、おそらくは好きなことをやっている時間のことなのかもしれない。好きなサウンドを聴いたり、ウェブで遊んだり、・・・?


仕事はおもしろくない。

楽しいこともあるけれども、気を使う場所でもあるし、明るくても暗くてもどこかうしろめたさがあり、結局マネージメントを1人でやっているせいか、保険診療は別として、自由診療などはこれでよいものかと思案するところはほかの商売と同じ。それでいて、そういうものだとすっきり割り切れない職種でもあり、そういうものに巻き込まれてしまったことに対する後悔も多々ある。今さらぼやいても仕方がないけど・・・


ある開業医の先生が言っていた、「病院勤めの頃は患者を待たせる側だったけど、開業したら待つ側なんだよ」と。看護師ですら、「忙しいのは苦にならないけど仕事がないのがつらい」と言う。


皆、忙しい生活をしていたのだと感心してしまうが、おそらくはそうやって気が張り詰めていたほうが気がまぎれるのかもしれない。余計なことを考える時間もする暇もないし、毎日やることが山ほどある。


が、しかし・・・

わたしは違うもん。

そうやって気が張るような生活はストレスだらけだし、できれば自由に過ごしたい。ただ何をしたい、というわけではないけれども、何となく毎日が過ぎてゆき、ヒマならヒマなりに結構やることも多い。家にいて何が楽しいのかわからないと言われ、そうやって言われればその通りなのだが、時間が余るからといって特に退屈するわけでもないし、少なくてもヒマだけど退屈していたわけではない。むしろその逆。家にいるほうが退屈しないですむ。


仕事は退屈だ。

毎日決まった時間に決まったことをやるだけだし、その時間がヒマだからといって勝手に抜け出すわけにもいかない。楽しくないわけではないが、時間に拘束されているという意識が頭のどこかにあり、それが仕事というものなのかもしれないと、近頃になってようやくあきらめに近いものを感じ始めた。


だったらどうやったら楽しくなるかを考えているのだけど、あまり楽しそうにしていると変に思われそうだ。医療の人たちは忙しくしていればいるほどいつも誰かのために何かをしているという意識がほかの仕事よりも高いと思う。社会に貢献したいという気持ちがなければ続かない仕事なのかもしれない。


が、しかし、開業ってどうよ?


どうやったら患者さんが来てくれるかをまじめに考えているのは、わたしだけかもしれない。何かどこか感性が違う。

少しゆっくりそういうことを考えたいのだけれども、あまり考えるとウツウツしそうだ。

今まで忙しかった人たちが、そういうことに慣れるまで、3年くらいかかるのかもしれない。