お昼休みに家に戻ると、足元に表紙の剥がされた本が落ちている。拾ってみると、聖書だった・・・

犯犬はテンだろう。

椅子の上どころか、椅子を使ってテーブルにも上り、それではまだ足りずに横の書棚にまで・・・

あの場所なら安全だ、

と思っていたのに、

それはまったくの思い込みに過ぎなかった。

それでも、中身は無事だったので、またぼろぼろになった表紙をノリで貼りなおした。見たときにはすぐに新しい聖書を買おうかと思ったが、かといって古い聖書をどうやって処分する???


そんなことをしているうちに、ずっと棚の上におきっぱなしだった聖書を久しぶりに手に取った。

表紙が剥がれないように用心深く持つ。

いびつであるがゆえに、わたしの手にあわせて存在しているかのよう。


そうしてわたしはエレミヤ書の麻の帯とぶどう酒のかめのところを読んだ。

久しぶりに神さまとお話したような気がした。

神さまとのお話はいつも楽しいとは限らない。むしろ、その逆。


(詩篇39)