いつのまにか、寒い季節になった。

今年は、まるで時間と競走するように、せかせかせかせかしているうちに終わろうとしている。

気がつけば、新年なのだろう。


仕事をしていると、一日が終わるのが早い。

正確には、仕事をさぼっていると、一日が終わるのが早いと言うべきか。

さぼっているわけではなく、要するに、何かの説明会へ行ったり、レセプトの提出に水戸へ行ったり、何かのトピックごとにすべてが初めての出来事であるために、ある日は調べごとをしているうちに終わってしまったりしているだけだ。


開業したばかりで、たいへん。

が、しかし、たいへんなのは間違いなさそうだけど、何がたいへんなのか、今のところ実感が湧かない。おそらくは、来年になったほうがたいへんになるかもしれない。たいへんなのは、今ではなく、開院するまでの準備のほうがはるかにたいへんだった。それに比べると、今は自分の時間も取れるようになったし、いくぶんヒマができたと思う。ヒマなのは、わたしのせいではない。それでも、インフルエンザの予防接種の時期なので、開院したての割には、来院患者数が多い。が、ヒマだ。


今回、初めての提出ということで、役所へ行くと係の人が出てきて、その場でレセプトチェックをしてくれた。直すところは直し、その手際のよさに驚かされる。そして、何をチェックしているのか説明してくれた。


最初に見るのが病名もれ。その次に見るのが、右側の点数とと左の摘要との比較。その次に見るのが検査項目の多いレセプトの内容チェック。そのほか、書き方の問題など、いろいろ説明してくれた。国保はそういうことよりも、レセプトが順番に並んでいるかとか、各市町村へ回す前に表紙がきちんとついているかどうかのほうが重要らしい。社保はまとめて提出するが、国保はそれぞれの市町村にレセプトがまわるため、全部に表紙をつけなければならない。


このほかにも、決算だの年末調整だの。


こういった作業を、昔は全部手書きで、手計算でやっていたわけだから、もっと忙しかったに違いない。そういう点で、電子カルテにしたのは正解。面倒な作業はほとんど機械がやってくれる。人間はそれをチェックするだけだ。


とりあえず、半年もすれば、受付の子がこの手のレセプト提出までの仕事も出来るようになるはずなので、わたしは来年のバカンスのことを考えることにした。それが素晴らしいかどうかはわからないけど、マイペース。