うねうねとすすんでゆくか風のみち ほむらの尾花ゆれて秋そら

台風のおきみやげかなゆうやけがうつくしすぎて大地もゆらす

あわだちそうせいたかのっぽにゆれる原すすんでゆくかつめたい足音(あおと)


情報がたちまち秋を覆うよう電話の音がおおげさに鳴る

ゆうやけがおおげさなほどうつくしくガラスのなかにいくつも融ける

おなじそらいくつも浮ぶガラス戸はもどかしいのかうつくしいのか


おなじ席ずっと座ってゆうやけは吾子の通い路つくろっている