青い花



こころさえ過ぎてしまえば谷の風吹きおろしてはつよきビル風

まっしろに陽の燃ゆるよう夏の空くっきりとした翳の輪郭

不機嫌な顔の並んだ世の中は鳴く蝉の声電波のごとく

羽音する夏の夜にはかすかなる虫の息吹の途切れゆくまま


負け犬のほんとの意味を学んでもうれしくないが、杉田かおるは。

負けられぬ、怨念のよう・・・永遠はくりかえしつつ未来はつづく。

ちっぽけな泣き声もまた音波には響いてしまう、地獄耳かな。

芸能人、一般人とわけへだつラインの色は濃厚な灰。

入院に医者困らせし演歌歌手、言われてみても蚊の飛ぶような。


かわるがわるしんしんと人いれかわり、家のなかには同じ人住む。

ネットにはふたつの意味がすきとおる。網のさめぐれり罪のなき糸。

美しき音の流れる夏の晩、かすかな虫の震える羽音。



画像: 梓のホームページ