葉



休みなく蟻が働くそのそばで箒走らせ芝に水撒く

受験生少しはやる気になったかと今年の夏はけだるく映える

少しずつ時代のなかに融けゆかば水の雫の消える真夏日


灼熱に焼かれた枝のかさこそと積まれて落ち葉風に舞う夏

垂れ下がる切りそこなった小枝にはもはやわくらば木陰のワルツ


雪のなか春を祝いし夏の日に秋の風待つ敷島の歴

つれづれにものおもいするブロガーの無意識の列、歴然と四季。

北斎の津波のなかに浮びたる小舟のような嵐くる夏。

雨の日の傘の下には水たまり。空から水が降っている国。


地の上に人暮らすらし、空からは光降るらし、月みる地球。



画像: NOION