haato


ひんやりと七夕の日は芝のうえ足裏を乗せてあらくさを刈る

サンダルも無駄に思える芝草は冷たい夕立ふふませており

陽の射さぬ夏の想いはつゆあけのからりと吹いた風を待つ、雲


アゲハ蝶ひらひら2匹山からか飛んできたのか雲重なりぬ

ひらひらとアゲハの散歩舞う庭は空中という葉陰ぞ似合う


想わぬがすべてというか鬱蒼と並んだ木立包み込む空

ほんのりと笑ってしまうたちばなし、深刻なほどつちのうえには


ややこしき世界の果てはせっかちな山の匂いのたどる風待つ



画像: 梓のホームページ