iruka2


わがみちを閉ざすと言うかタチアオイ背高のっぽのしだれるままに

しだれゆく花は濡れたり五月雨の夏のゆうぐれ風吹かぬみち


双頭の鷲の並んで立ちたれば身一つにはおさまらぬ箱


さわさわと胸騒ぎするゆうぐれは紫陽花の葉の梅雨に濡れたる

さむざむと夏のおとづれ待ちわびて雨のふる日は古典の似合う

今は夏、今が秋かと五月雨はとおまわりする時間のような


夢占の話はつづく晴れの日に土くれのうえ箒は走り

足寄には幻想の湖あるやうな記憶はあるが、蕗は雨傘



画像: 梓のホームページ