百合




黙々と白百合の花倒れれば薄日射すなり芝のうえにぞ

花の房よこたえて百合つぎつぎとさしろき蕾啓きゆくべし

背の高き百合の伸びたる倒れたる風のなき日に雨のなき日に

花の重みゆっくりと今切ろうかと迷ってみれば翌年気にす

地に臥して死す百合はまた咲くだろう。切りて待つのか幻の花。



画像: White Garden