himawari



散乱す夜の雲にぞ曇り空うろこも空も蜘蛛の巣の糸

真からの闇などないとうす暗き空に散らばる蜘蛛の巣の糸


ドアの前大きな蜘蛛が落ちてきてそっと押し出す糸垂れたまま

はろばろと広がる雲をながむれば梅雨待ちていま夜の蜘蛛あり


ヘリコプター飛ぶ音のする昼間には白い粉降る台風の雲


かたばみの群れんと芝に伸びたれば陽はまどろみに降る雨を待つ

ヒマワリの種を蒔こうか真夏には黄色い花の陽の光降る


カラフルな靴下のいろながむれば吾子かわれかで折半を思う

子ども靴われも履けるか吾子の足いつしか伸びてつま先の爪

ゆびちゅぱのクセがなおってほっとしてつかのまに手はわれをおいこし


すこしだけさぼってみればぽろぽろとうたことば消ゆ、脳は五月雨



画像: Four seasons