kotori


しましまに流れるもようながむればうつろうばかり時間の流れ

あの星をめざせと言って流れ星星の命の散りゆくばかり

パラダイス地上に浮べシャンパンは泡立つ時間包括しせり


苦しきは神頼みするいにしえは細木数子と祇園の遊び

めでたきは浮世の義理と浮き立てば絵師という名の稼業もありて


リビングにソファを置いてふと思う。わたしの家に畳がないぞ?


芳しき畳の匂いわきたてば草踏み歩く生活のあり

コンクリの家に置かれた畳など黴臭くては風のなき部屋

畳には広き窓辺が必要と爪先までの窓を思いぬ

木の床はもはや風さえ呼ばないと石の床までつきすすむべし


やんわりと時の流れのゆくみちを薔薇咲きたれば五月雨を待つ

残光のながき五月の森のうえ近頃月はおぼろな影に