アホな客神と思えとこの国は脅迫のごとくゆがみゆくみち

神になるそがために金集めるとゆとりのやうな鬱憤の腹

農家だに売る米食まぬ流通は空に舞い立つ刈穂の稲に

 

教会の布切れの山眺めては牡丹の花を肩に載せよと

サックリフィス、シーーッ!マイクの声聞こえ沈黙の間に人流れゆく

 

いつまでも苛立つ人ら見さげては神と呼べとは虚ろ商ふ

戸を閉せばかごとの渦は吹く風の押し黙るまで飽きずに叩く

谷風の集まり吹かば春の野は形あるもの破壊せしバケツ

凶暴に吹き荒れるかな春嵐朧月浮ぶ麗かな宵

狂へればみすごすこともかたき根のフェンスに絡む蔓花咲けり

地は虚ろ乗り越えてゆく根を切れば木の枯るるまでかごと実りぬ