名つく前に花は咲きたり赤い実を誰が呼ぶものぞりんご売るらん

車寄せ土手乗り越えて山の崖少しおりればふきの傘並ぶ

みめぐみの海泳ぐ魚ふくろいれまま泳ぐ魚子ら眺めをる

道はできフォルム麗し美しく水辺の街のたたずむばかり

変わりゆくフォルムをるか街の灯の共に住まへる人ら歩みつ

ベクトルを少し斜めに傾けて異国の灯かり乱反射する

今日もまた地震おとづる海溝をまたぎ敷島どつぷり浸かる

驚きぬ揺れることさえ不可思議に驚く人らに驚きぬ星

流れ星今日も死んだかあの星は何願うてはあははとわらう

この星も流れてゆくか宇宙へとわれら息づくいづこの星へ

ひねもすを揺られて大地たたずめばそういうものだ、われらが星は

集まりて生きるしかなくつくられてなお喧嘩する素直な蟻は

あの蟻は英雄なのか一匹でコップのジュース目指しているが