愛の息しづかに消えゆ丘のうえ夢みるやうに連なる尾根に

青い屋根小さな光見渡せば裾野いっぱいオリーブ畑

風に吹かれ石垣のうえ座りこむ見渡すばかり青い空かな

大空を旋回するか鳩の群れ飛び込む孔はいく世紀積む

風に吹かれ風に融けゆき風のなか飛びまわる鳩ひらひらと羽

ふうわりと羽を飛ばすか石垣にいったりきたり風の吹く道

空高く羽を飛ばして舞い上がる落ちては羽はふうわりと道

吹きあぐる風の音さえ灼熱はふうわりとした日影に消ゆる

喉の渇く道すがら石厚くあり冷んやりとした木陰のベンチ

バスの中青い椅子から降りたてば明るい石の積まれた世紀

乗り越えて歩いてみたい線路際プラットホームはまばゆいばかり