mihoさまへ、久しぶりのトラバ短歌

 

去年(こぞ)の夏失せてしまつた腐り木の欠片もつちに春はもどり来

朽ちる板朽ちる荒れ庭咲く花の色さえ朧止まり木も消ゆ

薔薇・ざくろ・梨の白花・ミモザ生(あ)れ芝のりこえて水仙の葉だに

光刺す鋭さ暮るる庭先の尖った枝にあつまる茜

ボサノバを聴いていた日はつかのまの雪を見ていた記憶うすらひ

芝草をかすることなく逝きすぎた窓辺に立ちつ凍へるマリア

 

 

自転車

 

 

媒体を君によするかわれの色萌ゆるみどり葉ひかり芽のうへ

とおる色ふかぶかとしてひかりひかるとらへる時はいつがまぶしき

君がうへ想ひよするが波の音われ聴きたしもかげろふ紫苑

馬のあし細々としてどつしりと砂を蹴る蹴る朝の砂浜

タイの海かげろふばかり津波すらのみこむばかりあしもとの道

 

あまりにも難しい質問なので・・・考えているうちに、それも歌にしてしまいました。

 

茫洋とことのはの海ながむればつづりもむなしくりかへす波

 

画像: NOION