オルフェさまへ

風、メヒコおとづれることあるならばわがこころあれシェリート・リンド
雨垂れの途切れ途切れに聴こえれば本当は糸透明に生(あ)れ
黄金の光の弦の誰がためにな泣きそ虹のおとづれるまで
啼く鳥のわがためならず朝の庭姿なきままミモザは揺れる


シカマルさまへ

中指に異物のような鉛筆はもはや不要かけだるくも剣
今という時はないかと刻々と時計の針は同じ方向
とまるような青空青く広がれば白い浮雲お話してる


被災

照らされて光さすなか闇のいろ浮き上がりしては沈む夕陽に


画像: 小さな憩いの部屋