敗血症になる前と、その後のあたしは、全く違ってしまった。

心から、笑えなくなった。
楽しいと感じることが、なくなった。

看護師さんに、「三つ編みかわいいね。」と言われても、笑顔にはなってみるが、それ以前に、(病気のしんどさ)が勝ってしまうようになった。

だから、心から笑えない。

そうじゃない…人からの優しさを受け止めれくなってしまったのだ。



あたしが、今、テレビや音楽が観れない聴けないのも、風邪を引いて、頭が痛い時に、観たいって思わないやん?それと同じだよ。と言われて、そうか、一過性のものなのかもしれないと、ちょっとだけ安心した。

世の中には、優しさから生まれた音楽や、芸術が溢れてる。

楽しむって、ただ楽しいだけじゃないんだ。

お腹の病気は、症状がコントロールできる中で、入院中も、それなりの、楽しみを見つけられた。

だけど、今の脳の障害は、そういうわけにはいかない。



以前のあたしに戻りたい。

そして、本来の笑顔のあたしの姿を、この病院の看護師さんにも、知ってもらえたらな…と思う。



今日、父に言われた。

あの敗血症の時に、死んでしまっていたならば、今がない。

今があるからこそ、可能性を持てる。

難しい病気かもしれない。

苦しい状態なのは、お父さんはわかっているよ。

良くなりたい!って気持ちを、先生に、分かってもらおうと、よっしゃ頑張ってこの患者を良くしたいって、気持ちにさせる患者にならないとあかん。

今の主治医の先生が、30人患者さんを受け持たれていて、たったそのうちの1人でしかない…ってお前が言うならば、その1番(気にかけてもらえる)になればいい。

この病院にも、他にもたくさん先生がおられるだろう。他の先生と話し合ったり、相談されるかもしれない。

この病院で難しいならば、日本には、他にも病院がたくさんある。

繋がりだってあるかもしれない。

患者であるあんたが、あきらめたらあかん。

1%の可能性だとしても、しがみつくくらいの気力を出せ!



今まで、父からこんなこと言われたことなかったのになぁ。

こういう、親子の時間を、大切にしたい。



どうか、お父さん、体に気をつけて下さい。