ここ数日、ドキュメントばかり観ています。

たまたま…チャンネルを替えていて…なんですが…。


日曜の深夜には、過疎地での医療体制についての、ドキュメント番組でした。

医師が1人しかおられない中、診療所での外来診療と、お宅に出向いて訪問診療と、村民の命を守っておられました。

全員の村民の名前や顔を知ってるのは、もちろん、

夜中でも、村民から、緊急電話がかかってくれば、対応されていました。

救急時には、ドクターヘリコプターを要請して、搬送されていました。



医師が1人しかおられない中、医療の判断に迷う時があり、ここで治療できるだろうか?(医療設備や、医療スタッフの人員が整っていない。)

それとも…設備の整った病院に搬送すべきか?
(家から遠く離れることになる)

と、判断に迷われる時もあるようでした。


村民の方は、「家の畳の上で死にたい。」と願い、家族も看取ってあげたいと思っていました。

ですが、家族にも生活があり、仕事が忙しい時は、家で看れない時もある。

そういう家の事情も、村民の主治医である医師は、わかろうとされている…。

もちろん…おじいさんおばあちゃんの「家が一番よい。」と思う気持ちもわかっている。


耳を傾けること。

それは、この場所では、医師にとって、一番大切なことなんだな~と感じました。


設備は整ってないけれど、今大きな病院では失いつつある、こういうハートの部分って、もちろん医療には、必要なんだよなぁ~って思いました。


私の地域は、在宅医療がまだ稼働している地域だそうですが、
(在宅医療が存在しない地域もある)

やはり病院での治療が、第一選択となり、かかりつけ医が、身近な存在にはなっていないと感じます。

なかなか畳の上では、本人も家族も、安心して死ねないと思う…。
(訪問看護師さんによると、在宅医療を受けていても、亡くなる時は、救急搬送するケースが多いらしいです。)



そして、昨夜は、『病院が自治体の財政を赤字にする』という番組を観ました。

市立病院などが、運営が赤字に転落して、自治体の財政自体を圧迫して、赤字がどんどん膨らむ…という。

ビックリしたのは、今の医療保険制度では、3ヶ月以上の長期入院になれば、収入がない所か、赤字になってしまう(収入より支出が多い)となる現状です。

ですから…今の制度では、早期退院に、ベット回転数をよくして、より多くの患者を受け入れる。

という運営を、病院は求められているらしい。



とある市立病院では、3ヶ月以上の長期入院患者が約100人おられて、赤字が膨らんでいた。

でも、院長の考えは、自治体運営の病院が、行き場がない患者を、強制的に追い出すわけにはいかない、と。

それで、市民からの税金などのアップで、赤字を減らしたいと、市民に理解を得ようとしたが…、

「100人の患者よりも、何万人もの市民を大切にするべきじゃないか。」という声が返ってきた。



私は、医療削減については、人の命を守るべき医療に、経営を持ち込むべきではない…と感じるのだが、

時代の変貌で、だんだん医療状勢が厳しくなっていくのは、仕方ないのだろうか…?



このように、病院運営の赤字のために、自治体の赤字を圧迫する自体は、全国各地で起こっているらしいです。


大阪では、阪南市の内科閉鎖に続き、入院自体の受け入れが、中止となりました。

私自身も、地元の病院は、ほんとに医師は減ってきてるのを感じるし…
難病を診れる医師や設備不足で、わざわざ遠い病院まで、通院しないといけない…。


救急車のたらい回しの問題も出てきているし…


患者さんが困るのはもちろん…

医師の勤務体制も、大変になってきていて…、患者のためにと熱心な医師が、減ってしまうんじゃないか…と思ってしまいます。