子供時代に観た、映画『ムッちゃんの歌』。

両親を戦争で亡くし、親戚の家で暮らすことになった。
結核を患ったムッちゃんは、家を追い出され、防空壕で、たった1人ぼっちで、過ごすのだ。

空襲警報で、防空壕に人が集まる時が、ムッちゃんにとっては、唯一、寂しくない時間だった。
出会った同い年くらいの友達と仲良くなるが、ムッちゃんが結核を患っていることを、その子のお母さんが知り、「もうムッちゃんの所に行くな。」と叱られる。

食べ物はなく、トマトを盗んでは、農家のおばさんに、叱られる。
だんだんと、衰弱していく体…。
ついには、寝たきりになってしまう。
喉が乾いても、お水さえ飲めずに、ムッちゃんは、たった1人で死んでった…。

子供の私にとっても、かなり衝撃的な内容で、深く記憶に刻まれてるのです。
だけど、あの年代に、あの映画を観れたことに、感謝しているんです。
戦争の怖さや、人と人と優しさについて、綺麗事じゃなく、小さな胸で考えた…。

世界中のみんなが、優しかったら、戦争なんか、起こらないのに…。
そう力強く願った、あの時。