きっと人間だけだよね
年が明けて間もない頃 お友だちのお母さまの訃報が届いた。
みんなが目覚める普通の朝に 目覚めることなく 美しく微笑みをたたえるようなお顔で天に召されたということだった
誰しもいつかは鼓動が止まり 魂は天へと昇り 灰となる
予期せぬ事故や事件、天災 そして病気。わが家のような逆縁はもっと、もっと生きられたのに。生きている我が身を責めるかのように長く、長く想い続ける。
親が高齢になって、いつかはという覚悟がうっすら見えてくる それは果てしないかも知れない介護の覚悟でもある
願わくば 大きな病で手術したり 長く寝込んで家族の手をわずらわさず終末を迎えたい
しかしそれは欲であって神のみぞ知ること。
彼女のお母さまは脳出血だったそうだが みんなが寝静まっているころに 静かに旅立たれた。さよならも言わずに。
潔い旅立ちだっとという彼女の言葉に わたしは深く心を重ねて お見送りのその日 東の空へ向かって掌を合わせた。
別れはつらい。ああしておけばよかった もっとこうしていればよかった それも後悔という名の欲。
感謝して忘れないこと。良いことだけを。そんなわがままが許されるのも人間だから。
お母さまはいい香りのいいところで 好きな編み物をしたり また猫さんと一緒に穏やかに グルメな彼女が買ってくる美味しいケーキを召し上がるんじゃないかしら。R.I.P
自然界にはいろんな生き物がいる
お母さんのお腹に宿るもの
温められた卵から孵るもの
長く幼いままで眠り 少しの間だけ羽をふるわせて命をつなぐもの
みんな みんな土へと還っていく
自然のなかで一生懸命な生き物たちを尊く思う
不思議に思う
森にはきっとトロールも本当にいるんじゃないかなと思う
気がつけば生き物モチーフのシルバーがたくさんになってた。

